愛なんていらねえよ、夏のDVDです。
好きなドラマで何度か再生しました。
目立った傷や汚れはないかと思いますが、あくまで中古品のため、経年による劣化等についてはご容赦ください。よろしくお願いいたします。
説明
レビュー
プロデューサー: 植田博樹 監督: 堤幸彦/松原浩/今井夏木 脚本: 龍居由佳里 音楽: 見岳章/武内享 出演: 渡部篤郎/広末涼子/藤原竜也/ゴルゴ松本/森本レオ/坂口良子
-- 内容(「CDジャーナル」データベースより)
Amazonより
人生のダークサイドしか知らない売れっ子ホストと愛を知らないままに育った盲目の令嬢が、偽りの兄妹という関係ではぐくむゆがんだ愛の形に凄みを見せる異色ラブストーリー。歌舞伎町のホスト・白鳥レイジ(渡部篤郎)は、幼いときに離れ離れになってしまったという鷹園亜子(広末涼子)の兄に間違えられる。7億3千万円の借金を背負うレイジにとって、父親が残した巨額の遺産を相続したばかりの亜子はあまりにも格好のターゲットだった。兄になりすましたレイジは、人を寄せ付けない亜子の心を次第にとかしていく……。
ピカレスクロマンの巧みな置き換えと、それを見せきるディテールの演出によって高められていく濃厚な世界観に魅了されてしまう。あまりにも胡散臭いレイジこそがもっとも誠実に振る舞うという逆転の仕掛けが、物語の磁力を失わせない大いなる要因だ。登場人物全員の猿芝居が見え隠れする中、真実と嘘偽りとの線引きが曖昧になっていくスリリングにハラハラさせられっぱなし。全体的には演出先行の印象を与える作品だが、台詞の力にも大いに感心させられる。これだけの悪人キャラがずらりとそろっても、龍居由佳里の筆にかかるとそのキャラクターたちに性善説が息づきはじめるから不思議。ドラマの展開と連動して変化するタイトルバックにも注目したい。(麻生結一)